イベントレポート
にいはまフォト散歩〜詠んでWEB投句〜2020年結果発表
にいはまフォト散歩~詠んでWEB投句~には、
小学生から90代の方まで、合計655句が寄せられました!
たくさんの投句をいただき、ありがとうございました!
最優秀
- 托鉢のこゑ水のやう寒の町
- お題05 寒行(瑞応寺)/ぐ
特選
- 冬青草ここは採鉱本部跡
- お題01 東平~東洋のマチュピチュ~/西原みどり
- 漢らの湯気や舁き棒折れる音
- お題02 新居浜太鼓祭り/伊予吟会 宵嵐
- 板硝子の奥を花嫁深雪晴
- お題03 旧広瀬邸/アポロ
- 百年を来て洋館の暖炉冷ゆ
- お題04 日暮別邸記念館/樫の木
優秀
- 坑道の煉瓦つややか山滴る
- お題01 東平~東洋のマチュピチュ~/かねつき走流
- あかがねのにほひ三百回の冬
- お題01 東平~東洋のマチュピチュ~/ひでやん
- 戦艦の如き東平青葉風
- お題01 東平~東洋のマチュピチュ~/ゆすらご
- 総代の聲に影なし秋高し
- お題02 新居浜太鼓祭り/古瀬まさあき
- 太鼓台三たびぶち当て稲つるび
- お題02 新居浜太鼓祭り/戸部紅屑
- 声の波笛の波怒号の波秋天
- お題02 新居浜太鼓祭り/穂積天玲
- 冬日差す葉巻の匂ふ六畳間
- お題03 旧広瀬邸/紗智
- 望煙楼のぼれば風の薫りけり
- お題03 旧広瀬邸/斉藤立夏
- 春日傘大きな鯉の来てゆるり
- お題03 旧広瀬邸/巴里乃嬬
- 洋館の窓花明りのシャンパン
- お題04 日暮別邸記念館/かつたろー。
- 銅鉱の匂ふ煉瓦や老桜
- お題04 日暮別邸記念館/世良日守
- 風光る卓に硝子のインク壺
- お題04 日暮別邸記念館/石塚彩楓
- 托鉢の草鞋清らに寒の内
- お題05 寒行(瑞応寺)/くま鶉
- 風花ひとひら雲水は浪々と
- お題05 寒行(瑞応寺)/みやこわすれ
- 米ひとつかみ豆ふたつかみ寒施行
- お題05 寒行(瑞応寺)/朝月沙都子
投句いただいた句
お題01 東平~東洋のマチュピチュ~
- 新酒酌む聞くや鉱夫の息遣ひ(新濃 健)
- 年新た別子の銅が文化育む(新濃 健)
- 草茂る廃鉱の跡夢の跡(近江菫花)
- あかがねの雫集めし銅滴(べこ)冷ゆる(近江菫花)
- 東平に時空を越えて律の風(近江菫花)
- 碇星貯鉱庫跡を半世紀(近江菫花)
- 東平の煉瓦草生す秋暑し(近江菫花)
- インクライン跡に階(きざはし)霧流る(近江菫花)
- 涼風やここに暮らしがありました(堀 卓)
- 万緑の山に威風の廃墟かな(堀 卓)
- 春灯や鹿鳴館めく山奥(伊予吟会 宵嵐)
- ズリ山の給与住宅檀咲く(伊予吟会 宵嵐)
- 東平へ秋の小径や内輪差(伊予吟会 宵嵐)
- 紅葉かつ散るあかがねのインクライン(あみま)
- 廃鉱や炉の燃ゆるごと照紅葉(深山紫)
- 夏山に 今も聞こえる 大はくの歌(天馬)
- 夏草や石の遺構の刺さる空(石塚彩楓)
- いにしえの勤労の上昼寝する(やまやま)
- 玉子酒 冷めた湯呑と 母の手と(まあすけ)
- 断捨離 あとにそよぐ ひとり水仙(まあすけ)
- せっとうの錆の重たし草萌ゆる(とりこ)
- 東平の 緑青眠る 山眠る(友健)
- 水源の古き煉瓦や蝉時雨(紗智)
- 東平の秋空溶かす銅版画(ゆりこ)
- 白南風に乗るは銅の香煉瓦の香(遠藤玲奈)
- 限界の村に選挙と木枯と(久留里61)
- 東平ののどかラピュタのかくれんぼ(あたなごっち)
- 東平の景や バルスと叫ぶ 夏(ノアノア)
- 礎の歴史遠鳴るやまじ風(白妙)
- 夕蝉の声震わせる赤煉瓦(浜の春)
- 小鳥来る空は大きな夢の痕(桜井教人)
- いたはるやうに霧もう誰もゐない町(越智空子)
- 春月を手なずけ別子銅山跡(小野睦)
- あかがねの城の幻夏祭り(海瀬安紀子)
- ケーナの音色なき風の来たる日に(KAZUピー)
- 蔦枯る何処から来たかこの石は(KAZUピー)
- 索道の消えたる谷を秋の風(KAZUピー)
- 鉄路無きインクラインを蟻の列(KAZUピー)
- 坑道の螺灯揺らすや秋の風(KAZUピー)
- 坑道の螺灯ひとりの春灯(KAZUピー)
- 風薫る?煉瓦の真朱色(片野瑞木)
- 東平の風はみどりに夏の山(じゃすみん)
- さわさわとマチュピチュめいて夏燕(じゃすみん)
- そこはかとなく鉄臭くゆる春の鹿(藤 雪陽)
- 地の底の滾りて銅の山眠る(樫の木)
- 東平や煉瓦の城の蔦青葉(樫の木)
- 夏近き別子銅山天つ風(藤田ゆきまち)
- 炭鉱にツルハシ校庭の若葉(藤田ゆきまち)
- 銅山にツルハシ校庭を若葉(藤田ゆきまち)
- 東平の産湯の穏し夏きざし(藤田ゆきまち)
- 東平の産湯の穏し夏はじめ(藤田ゆきまち)
- 東平の壁かけ上がる積乱雲(さなえ)
- 万緑の別子銅山幾代まで(すぷ雷人)
- 万緑の底に東平しづかなり(古瀬まさあき)
- 石鳴らし東平の八十八夜(古瀬まさあき)
- 夕虹の別子銅山より風来(古瀬まさあき)
- あかがねの色して東平の梅雨入り(古瀬まさあき)
- 風の名はあかがね東平の梅雨入(古瀬まさあき)
- 秋風や大地を穿つ鑿の音(堀隼人)
- 山眠る鉱夫の声は届きしか(前川雪花)
- 東平の壁かけ上がる雲雀東風(川越羽流)
- あかがねの道をともせり牡丹の芽(川越羽流)
- 銅山の東平は冬萌え出すか(勇)
- 東平はどこかと聞くに新居浜と(勇)
- 万人のあふぎみし七竈に実(きさらぎ恋衣)
- 交代の夜食発破は尻伝ふ(ペトロア)
- 銅喰らう 蛇の寝茣蓙の ヌシは今?(西の別子銅山)
- あかがねの夢を遺して冬霞(ひよこ豆)
- 異郷にて工夫の孤独山眠る(しのぶ)
- 葉桜や階段脇に一休み(翔龍)
- 山抜けて開くや父のサングラス(翔龍)
- キツツキのコンコンコンと誕生日(翔龍)
- 山の中走り回って栗の殻(翔龍)
- 今日の感染者知る東平よ(山本翔龍)
- ウィズコロナ どうなるとうなる 思いはせ(なな)
- 銅山の町に干菜の窓灯る(円堂 実花)
- 天空へ秋めく二百二十段(久保田 聡)
- 東平にラピュタの城を迷ふ秋(久保田 聡)
- 喉仏はしやぐ炭鉱夫のビール(高橋寅次)
- 石垣に雨の染みゆくキレンゲョウマ(衷子)
- 瑠璃蜥蜴忘れざるらし採銅路(イサク)
- 人去りてあかがねの山薄暑光(イサク)
- 貯鉱庫よ寝覚めよ山に青葉立つ(イサク)
- 初夏の風鉱夫呼ぶ聲残す山(イサク)
- 銅と人活きたる残滓簟(イサク)
- 東平の貯鉱庫百年の蜘蛛囲(イサク)
- 冬ざれの石垣に見る歴史かな(亀田かつおぶし)
- 淑気満つ石垣なにか語りせう(亀田かつおぶし)
- 寄り添いし砕けた石と冬菫(まこ)
- 春暁の上部鉄道ゆく遠図(七瀬ゆきこ)
- 竹スキーのセピアな母は東平の子(月山 桜里)
- 日が暮れて 東平に影 山眠る(はりぃくん)
- 煙突を掲げ別子の山笑ふ (柝の音)
- 東平の風が運びし手毬唄(山羊座の千賀子)
- 赤銅色の二の腕太し若葉風(小笹いのり)
- 秋晴や始業の銅鑼の谺する(小笹いのり)
- 集会所社宅の子らのクリスマス(立葵)
- 町ひとつ 抱きて銅の 山眠る(ゆうき)
- 元禄に露頭のありし山眠る(牧ん山)
- 銅山に家族の記憶鳥帰る(葵そら)
- 仲持ちのやうに休息山毛欅黄葉(塚原涼一)
- 虫時雨錆びた匂いの大マンプ(山本翔龍)
- 蟋蟀や旧火薬庫に入ろうと(山本翔龍)
- まだ生きる小マンプから春一番(山本翔龍)
- 怪しげに旧発電所竹落ち葉(山本翔龍)
- 夕焼けやインクラインを駆け降りる(山本翔龍)
- 水澄みて東平へ行く自転車よ(山本翔龍)
- マ東平や落葉散りゆく駐車場(山本翔龍)
- 東平をトムとジェリーの子供かな(山本翔龍)
- 東平へ錦の山を肩車(山本翔龍)
- 冬の空東平へ行く中学生(山本翔龍)
- 東平の純銅よ嗚呼冬銀河(山本翔龍)
- 東平にアメリカ人の焼き芋よ(山本翔龍)
- マチュピチュの静かな動画冬霞(山本翔龍)
- マチュピチュの煉瓦の無言蒸まんじゅう(山本翔龍)
- 東平の堅き石積み天高し(山本桂子)
- 東洋のマチュピチュ賑やか紅葉みる(喜加)
- 冬銀河歴史の窯に星の降る(こんきりぷう)
- 銅山に流星を聴く鉄路かな(ぐ)
- 別子銅山天使の羽根のやうな雪(奈良香里)
- 東平の煉瓦泡立つ淑気あり(世良日守)
- 神隠しのやうなトンネルうすもみぢ(花紋)
- 赤煉瓦共に歴史を聞く蜥蜴(高橋平地草)
- 石積みの壁の隙隙草青む(武井日出子)
- 東平や栄華の声の草の花(そまり)
- 銅山や歓喜坑ゆく秋の風(そまり)
- 銅山や天狼をさす夢ひとつ(そまり)
- 銅山の息吹よ今もさつき咲く(令和の子)
- 雪に耐え麗し梅花は東平に(智之)
- 空耳や銅山跡を青嵐(中島容子)
- 山深し別子へ通ず炭の道(中島容子)
- 精密な切り石春の鷦鷯(かつたろー。)
- ゆっくりと虫干を終え令和かな(ぐりえぶらん)
- 東平にあいの風吹く社跡(水曜)
- 天空に花崗岩重なりて冬(ドイツばば)
- 青蔦や半世紀分もの呼吸(青嵐)
- 青蔦に触れ先人の鬨よ鬨(青嵐)
- 抗口に輪飾りそよぎ静かなり(河野しんじゆ)
- 無患子や辷坂社宅の基礎に苔(河野しんじゆ)
- 社宅跡春著の青の戻らぬよ(河野しんじゆ)
- 雪が舞い タイムスリップ 第三通洞(さとみ)
- 風渡る銅山跡や時計草(巴里乃嬬)
- かげろふのけふまでつなぐいのちかな(巴里乃嬬)
- 銅の古都途閉じて山眠る(奈緒)
- 見下ろせば銅山懐き山笑ふ(川越のしょび)
- 東平に偲ぶ賑ひ山桜(満る)
- 迷宮は時の化石や草茂る(みやこわすれ)
お題02 新居浜太鼓祭り
- 街路樹の剪定終えて秋祭り(アポロ)
- 十台の差し上げ五分天高し(アポロ)
- 十台の差し上げ二分天高し(アポロ)
- 電線をくぐる太鼓や秋高し(アポロ)
- 秋の空もろとも差し上げる太鼓(あみま)
- 秋澄むや寄せ合ふ太鼓二十台(あみま)
- いなつるび太鼓を派手に踊らせろ(イサク)
- かきぼうのあつちこつちやばつたんこ(イサク)
- にんげんのちからに太鼓おどる秋(イサク)
- やらうども太鼓をはでにをどらせろ(イサク)
- 爽籟や人と太鼓のかきくらべ(イサク)
- 天高く担ぐ太鼓や仄軽く(イサク)
- どんでんどん宇宙をかつぐ秋祭(KAZUピー)
- 金色の宇宙担ぐや秋祭(KAZUピー)
- 紅白の宙傾くや秋祭(KAZUピー)
- 差し上げる三百の腕秋祭(KAZUピー)
- 秋祭太鼓の幕のひかり跳ね(KAZUピー)
- 秋澄むや太鼓の音に誘われて(KAZUピー)
- 天高し須弥山のごと太鼓台(KAZUピー)
- 電線を上げて進むや秋祭(KAZUピー)
- 十月の天衝き上ぐる太鼓台(かつたろー。)
- 太鼓台担ぐ秋天を担ぐ(かねつき走流)
- 龍猛る背や祭を押し進む(ぐ)
- 天高し地鳴り従え太鼓台(ぐりえぶらん)
- 秋の里誇りが肩に太鼓台(こんきりぷう)
- 地に空に波打つ鼓動龍の舞う(さくらひめ)
- 太鼓台かきあげた空房が舞う(さなえ)
- 千人の足のもがいて秋祭(じゃすみん)
- 鳳凰のごと若頭秋高し(じゃすみん)
- ピッツピッツピイ 聞いて懐かし 太鼓台(しろう)
- かき棒に三百の手の秋祭(そまり)
- 房ゆらり大きくゆらり秋祭(そまり)
- 龍の眼に祭りの漢(おとこ)ひた吼ゆる(そまり)
- 太鼓台響き秋空の声援(どーりー3)
- 秋晴れにゆれる黄金(こがね)と笛の音(ともそく)
- 秋晴へ房の飛び跳ね太鼓台(とりこ)
- 何曜日 カレンダーめくる 祭りの日(なをさん)
- かきくらべ 紫雲英蒔く 刺繍屋の艶(ノアノア)
- 折り紙でトントン相撲太鼓台(ハマぺんぎん)
- 秋空に 響く笛の音 舞う房よ(はりぃくん)
- 四方の房跳ね跳ね跳ねて秋祭(ひでやん)
- 龍が練る男祭りの秋麗(ひよこ豆)
- 寄太鼓の万の目魅了秋祭り(ふふふ)
- 万の目が釘付けとなる太鼓寄せ(ふふふ)
- 里祭りの滾り法被の嬰児にも(ペトロア)
- 豊年の空へ金龍大太鼓(みやこわすれ)
- 落ち葉散る祭りなき年祭り後(やまやま)
- 金龍を天にさし上げ太鼓台(ゆすらご)
- 秋祭きらいな人が浮かれてる(或人)
- 神の旅支へゆつくり鳴る太鼓(伊予吟会 宵嵐)
- 鳥渡る勇みし太鼓避くやうに(伊予吟会 宵嵐)
- 木犀の香に背中押され太鼓据ゆ(伊予吟会 宵嵐)
- 金木犀 新居浜太鼓祭りの音(壱子)
- 太鼓台さしあげらるる天高し(円堂 実花)
- 稲魂を起こさん撥のなほ猛る(遠藤玲奈)
- 海賊の血をひく男荒神輿(花紋)
- 股引は妻の手縫いや大神輿(花紋)
- 秋祭り 担ぐ想いを 倍返し(華姫桜)
- 我以外雑踏になり秋祭(海瀬安紀子)
- 太鼓台の竜銀漢を遡る(樫の木)
- 秋空を広げ響くや太鼓音(亀田かつおぶし)
- 秋祭り空を打ち抜く太鼓音(亀田かつおぶし)
- 新居浜に男太鼓や秋祭(亀田かつおぶし)
- 撥持つ手空に突き上げ秋祭(亀田かつおぶし)
- 太鼓台空かき混ぜて秋祭(久保田 聡)
- 神よ天よ届け祭の「セイヤ!セイ!」(月山 桜里)
- 寄せ太鼓かき夫ら上を向いて秋(近江菫花)
- 秋高し空へと放つ太鼓台(近江菫花)
- 秋風や紅顔見上ぐ太鼓台(近江菫花)
- 新居浜に「ちょうさじゃ」の声秋の声(近江菫花)
- 太鼓祭り山根に地鳴りめく歓呼(近江菫花)
- 天幕は県章夏の女太鼓(近江菫花)
- 秋風をはためく鉢巻と法被(高橋寅次)
- 天高し声は共鳴寄せ太鼓(高橋平地草)
- 太鼓の音ぐるりと樟の実のかほる(高尾里甫)
- 担ぐ手の奥に金龍秋高し(黒めがね)
- 太鼓祭りコロナだけれどやりたいな (佐藤舞衣子)
- そうめんのごと房揺るる秋祭り(山本翔龍)
- 産湯までかき父の声や秋祭り(山本翔龍)
- 残る蚊と競い合いたるかきくらべ(山本翔龍)
- 秋の蝶かき夫の下に寄り添いぬ(山本翔龍)
- 秋祭り体育中に太鼓鳴る(山本翔龍)
- 秋蝶や朝一番の太鼓台(山本翔龍)
- 秋天やはさはさと舞う布団締め(山本翔龍)
- 星月夜花吹雪吹く太鼓台(山本翔龍)
- 長風呂を出た後の皮膚秋祭り(山本翔龍)
- 夜ご飯半分食べて秋祭り(山本翔龍)
- 笛の音と虹めく法被秋の空(山羊座の千賀子)
- 秋祭尻振る兄に振る小旗(紗智)
- 父兄の怒号目覚める祭の日(小笹いのり)
- 秋麗をふさ揺れ戻る太鼓台(小野睦)
- 新居浜の心浮き立つ太鼓の音(松宮知子)
- 祭りや祭りテスト前など関係ない(新開ちえ)
- 新居浜の男祭りや飲んでいき(新開ちえ)
- 天高し太鼓の衆ら喧嘩腰(新濃 健)
- 天高し太鼓台上ぐ男衆(新濃 健)
- ゆきずりのをとこのかつぐ秋祭(世良日守)
- 秋天へ放て金糸の龍あまた(西原みどり)
- コロナ禍に金木犀の香るだけ(青野呆気)
- 太鼓台差し上ぐる手の空高く(斉藤立夏)
- 切り火打ち太鼓祭りへ送り出す(石塚彩楓)
- 漢の手に太鼓祭りの撥の胼胝(川越のしょび)
- 天幕の紅白光る天高し(蒼求)
- 山車の渦くる豊穣の秋祭(中島走吟)
- み空澄む太鼓祭りの「かきくらべ」(中島容子)
- 喧嘩上等太鼓祭りの空澄めり(中島容子)
- 秋雷や力合ひ人波となる(衷子)
- 木犀や子の真似たがる指揮の笛(塚原涼一)
- 秋祭り金獅子咆哮 房躍る(藤田 湘峰)
- 神様も惚る秋晴れの男衆(藤田ゆきまち)
- 太鼓失せ木犀匂ふ静寂かな(奈緒)
- 稲刈りの津波のごとしかきくらべ(巴里の猫)
- 渦の人さがすは一人秋海棠(巴里乃嬬)
- 秋晴れや雷鳴に似た龍の声(白妙)
- 一斉に太鼓差し上ぐ天高し(武井日出子)
- 秋高し金糸銀糸の太鼓台(武井日出子)
- 秋天へ太鼓差し上ぐ男衆(武井日出子)
- 無事帰るように柏手祭足袋(片野瑞木)
- 剛力のちからの限り秋祭(堀 卓)
- 女ゐてこその男ぞ秋祭(堀 卓)
- 太鼓舁くチョーサジャの声天高く(堀隼人)
- 大房に煽られ丈夫天高し(満る)
- 新居浜を担げ 十万人の十月(友健)
- 秋高しむすびの生くるかきくらべ(雷紋)
- 血の騒ぐ祭りに母の腕もなく(立葵)
- 治療終え急いで戻る太鼓祭(立葵)
- 職人の汗と技染む太鼓台(令和の子)
- 房割をかきくらべをり秋祭(令和の子)
- 心胆を鷲掴みする秋太鼓(柝の音)
- 新居浜の秋や雌雄の龍うねる(柝の音)
- コスモスや平和通りを太鼓台(翔龍)
お題03 旧広瀬邸
- 庭園に鯉と語らふ躑躅かな(イサク)
- 楢若葉望煙楼に影がさす(イサク)
- 望楼の護る新居浜や樟若葉(イサク)
- 楼観にあるじなくして蝉時雨(イサク)
- 楼観に島々遠く夏蓬(イサク)
- 楼観の煙なくして半夏生(イサク)
- 雪晴れの赤石連峰恋みくじ(うからうから)
- 冬萌や銅のまち望むレトロン(うささぎ)
- 亀池の猫のたむろす冬日向(KAZUピー)
- 広瀬邸桜もみぢの孔あまた(KAZUピー)
- 桜咲き忘れられたる地蔵かな(KAZUピー)
- 桜咲き忘れられたる煉瓦塀(KAZUピー)
- 春の灯を散らすや歪み硝子窓(KAZUピー)
- 裾風が湯気をゆらすや初点前(KAZUピー)
- 庭もみぢ歪み硝子の窓に溶け(KAZUピー)
- 百年の避雷針刺す百舌の贄(KAZUピー)
- 寒鯉を覗く二人の距離静か(かつたろー。)
- 白煙の天地結べる揚雲雀(ぐ)
- 炉開やおすまし顔の新座敷(ぐりえぶらん)
- 桜舞い広瀬の池に散りにけり(こんきりぷう)
- 内海を見渡し和む望煙楼(さなえ)
- にじりぐちの畳の香る菜種梅雨(じゃすみん)
- プラチナの鯉映る窓夏館(じゃすみん)
- 午後二時の枯芝に風遊び来る(そまり)
- 露時雨明治の庭の豊かなる(そまり)
- 広瀬邸紅葉も鯉も赤銅に(トマト)
- 初花や曇りても透く板硝子(とりこ)
- 屋根裏のひんやりとして夏館(とりまる)
- 望煙や 雲も流るる 薄紅葉(ノアノア)
- あかがねのにほひを秘して春の庭(ひでやん)
- つんと髭往時を知るは寒の鯉(ひでやん)
- 近代化光春めく板硝子(ひよこ豆)
- 秋天や大屋根を守る避雷針(ふふふ)
- 初ガイド 押し寄せる人々 白驟雨(みき)
- 瀬戸内は雲母のごとく春の海(みやこわすれ)
- 初雪の池にポツンと赤い鯉(やまやま)
- 白鳥のパンをくれよと集う猫(やまやま)
- 銅山の育てし街よ春疾風(ゆすらご)
- 庭園の夜景シクラメンの炎(伊予吟会 宵嵐)
- 龍天に昇りて火力発電所(伊予吟会 宵嵐)
- 啓蟄や水平線の見ゆる窓(円堂 実花)
- 洋式の暖炉の前に杜甫を読む(遠藤玲奈)
- ヒソヒソと悪事企む錦鯉(海瀬安紀子)
- 海光る望煙楼や花ひかる(樫の木)
- 望煙楼瀬戸内海に明日を見る(亀田かつおぶし)
- 望煙楼雪降る池に錦鯉(亀田かつおぶし)
- 悠久の時を泳ぎし緋鯉かな(亀田かつおぶし)
- 瀬戸内やシリウスを撃つ避雷針(古瀬まさあき)
- 石蕗の花邸宅へ客来ては去る(古瀬まさあき)
- 恋の歌並べ星越山朧(古瀬まさあき)
- 「先憂」の太き墨跡雪催ひ(近江菫花)
- かぎろへる明治の玻璃越し燧灘(近江菫花)
- 遠雷や人力車小屋車夫の声(近江菫花)
- 額障子明治の玻璃に影揺らぐ(近江菫花)
- 秋気澄む母屋(もや)の二階の玻璃の窓(近江菫花)
- 池泉式庭に明治や鯉跳ねる(近江菫花)
- 百歳の鯉心字池の初東風(近江菫花)
- 車夫庭師間に合うてをり鰯雲(高橋寅次)
- 要らないと先生のくれたるマント(高橋寅次)
- 板塀は温故知新や椿咲く(高橋平地草)
- そらこひてさくらみなもにのふるらし(高尾里甫)
- そらこひてさくらみなもへのふるらし(高尾里甫)
- 春を待ち日と陰うつし泳ぐ鯉(鴻上)
- 2アウトランナー1人冬夕焼け(山本翔龍)
- 格別な庭園をただ寒雀(山本翔龍)
- 心外の囲炉裏の深さ冬の風(山本翔龍)
- 夕方の望煙楼を虫時雨(山本翔龍)
- 硝子窓打つ寒の雨望煙楼(山羊座の千賀子)
- 侘助や茶筅通しを眺めおり(小笹いのり)
- 宰平の仰ぐ銅山雲の峰(新濃 健)
- 錦鯉明治の匂ひ放つ朝(世良日守)
- 先人の詩歌ふるふる冬青空(西原みどり)
- 五月闇床うつり良き山水画(石塚彩楓)
- 双手打ち瀬戸内真風と緋鯉呼ぶ(川越のしょび)
- 冬の鵙望煙楼に避雷針(前川雪花)
- 穴惑トイレ借りますキョロキョロと(早乙女龍千代)
- 光風や光陰映す板硝子(蒼求)
- 夏雲へ唐草柄の避雷針(中島容子)
- 霞立つ望煙楼に詠む漢詩(中島容子)
- 桜まじ望煙楼を抜けて未来(衷子)
- 水に棲むもののゆとりや錦鯉(塚原涼一)
- とこしへに水籠もりたるや錦鯉(藤 雪陽)
- 春昼の煙あはれに望煙楼(藤田ゆきまち)
- 望煙楼居並ぶ桜灘のごと(奈緒)
- ラロックの面影追ふや金鳳花(巴里乃嬬)
- 立つ煙(けむ)や かつての主は 何を詠む(白妙)
- 寒鯉の緋色揺らめく心字池(武井日出子)
- 寒鯉の緋色蠢く心字池(武井日出子)
- 助手二人一間幅の障子貼る(片野瑞木)
- ゆるやかに明治を泳ぐ鯉涼し(堀 卓)
- 緑蔭や池を眺めて昼下がり(堀 卓)
- 夕凪や工場見ゆる望遠楼(堀隼人)
- 雨の月レトロ硝子の新座敷(木染湧水)
- ゆるゆると鯉の尾びれや若葉風(立葵)
- 冬天に雲ひとつなし望煙楼(令和の子)
- いい香り新座敷から冬の雲(翔龍)
- 先輩と脇道をゆく夏館(翔龍)
- 片陰に入る自転車の二人乗り(翔龍)
お題04 日暮別邸記念館
- 潮風の香りが変わる日暮里邸(109)
- 煙なき世や星越に桜東風(イサク)
- 花纏ふ日暮別邸記念館(イサク)
- 見通せば故郷の四阪桐の花(イサク)
- 見渡せば四阪はるかに伊豫の春(イサク)
- 星越に銅の夢見ゆ百千鳥(イサク)
- 星越の花一炊の銅の夢(イサク)
- 月の雲夜空に浮かぶ館かな(KAZUピー)
- 春風や上げ下げ窓を広く開け(KAZUピー)
- 冬ざれや井桁マークの鬼瓦(KAZUピー)
- 冬館からみ煉瓦に支えられ(KAZUピー)
- 反り屋根のドーマー開く冬の雷(KAZUピー)
- 百年のジオラマ止まる冬の雷(KAZUピー)
- 日本の未来語りし暖炉かな(KAZUピー)
- 日暮別邸に決意海光は春(ぐ)
- 別邸のゆったりと浮き蜃気楼(ぐりえぶらん)
- 薄暮かな日暮すしじまに星流る(こんきりぷう)
- 望煙の島ガラス歪みて花嵐(さくらひめ)
- 日暮の窓から異国へ風渡る(さなえ)
- 佐保姫の隠れ家めきて日暮邸(じゃすみん)
- 幽閉の手を振る姫や冬館(じゃすみん)
- 競い合う星越の地に山笑う(せいじゅん)
- 四阪観る洋館の窓秋茜(そまり)
- 洋館の窓に百年桜かな(そまり)
- 瀬戸内のますます明かき鳥曇(とりこ)
- 洋館や 夕日飲み込み 花は揺れ(ノアノア)
- さくらさくら光の波を放つかに(はっしー)
- 海越えて 望む洋館 初桜(はりぃくん)
- 燧灘星を越ゆれば冬館(ひでやん)
- 星越えて日暮望む四阪島(ひよこ豆)
- 春日傘ティッシュくらいのクラクション(ふうこ)
- 駆け降りる桜隙間に追い付けと(まこ)
- 禍を浄めるごとく花吹雪(みやこわすれ)
- 霧の朝マーニー逢えそう日暮邸(やまやま)
- 銅製錬の歴史に吹けよ桜まじ(ゆすらご)
- 花も指輪も霞む日暮別邸(ゆりこ)
- 花冷や人訪う人の面構え(亜桜みかり)
- 遠足に私服(華美でないもの)(或人)
- 切り拓く街に智ぞ在り山櫻(伊予吟会 宵嵐)
- 猪のをらぬ島より星越えて(伊予吟会 宵嵐)
- どこにゐても煙突見ゆる町朧(円堂 実花)
- 海市立つ四阪島より出窓まで(遠藤玲奈)
- 桜越し 新天地より 四阪観る(華姫桜(はなひめさくら))
- 桃色の煙突ふたつ春の空(海峯企鵝)
- あとマスク2枚で島を離れます(亀田かつおぶし)
- 桜舞う日暮別邸青い空(亀田かつおぶし)
- 平らかに桜散る散る四阪島(亀田かつおぶし)
- 山上に洋館リボーン実南天(近江菫花)
- 宿替へてきざはしの上冬灯し(近江菫花)
- 初日さす屋根に井桁の鬼瓦(近江菫花)
- 冬銀河工場群は翡翠色(近江菫花)
- 洋館に井桁の矜持暖炉燃ゆ(近江菫花)
- 絨毯の階(きざはし)猫の忍び足(近江菫花)
- 秋の日や星越山に記念館(高橋寅次)
- 朧にも島は窓から見ゆるかし(高橋平地草)
- 冬やむかし住友倶楽部が夢の後(佐藤享子)
- 舞踏会ドーマー覗く桜かな(山羊座の千賀子)
- 格子戸を抜ける潮風雁渡る(紗智)
- 新緑や邸に来て恋ふ四阪島(新濃 健)
- 星越の山にまたたく冬桜(西原みどり)
- さくら色の記念館煙害の島(青野 呆気)
- 薄紅の桜日暮れて四阪島(川越のしょび)
- 移築なる日暮別邸淑気満つ(前川雪花)
- 四阪島にありし銀座よ春の潮(中島容子)
- 燧灘見晴らす館うららけし(中島容子)
- 遠雷の日暮別邸ザンギ食む(衷子)
- 洋館に住まふ怪人桃の花(塚原涼一)
- 万緑の紅一点を画きたる(奈緒)
- 食い違う思い出話冬の蝶(奈良香里)
- 梅雨の雷幾重に並ぶドラフター(巴里の猫)
- 洋館の山頂にあり鉄線花(巴里乃嬬)
- 先人の灯せし日々に思い馳せ(白妙)
- 高台の開き窓より花の雲(武井日出子)
- 洋館の窓なき部屋に紙風船(片野瑞木)
- 白鍵に置きし指先より花冷え(穂積天玲)
- 王子ケ丘の花日暮別邸の坂(棒振り仙人)
- マスクして見る青き空花盛り(堀 卓)
- 星越の山にサクラの館あり(堀 卓)
- あかがねの四阪の遠き花の宴(堀隼人)
- 銅(あかがね)の望月日暮別邸記念館(木染湧水)
- 紅葉と ジオラマ模型 望む丘(友健)
- 四阪島望む洋館天高し(令和の子)
お題05 寒行(瑞応寺)
- 雲水の流れて声冴ゆる冴ゆる(イサク)
- 雲水流れて声や冴ゆる冴ゆる(イサク)
- 黒法衣雲水頭鉢寒菫(イサク)
- 石の段冷たし俗世へと向かふ(イサク)
- 凍て風や修行修行と草鞋撫で(イサク)
- 落ち葉踏む二十の草鞋十の笠(イサク)
- 寒行や供養託すも送り出す(えいりぃく)
- 寒行に血のにじみたる草鞋かな(KAZUピー)
- 寒行の雲の流るる歩みかな(KAZUピー)
- 寒行の指のはみ出る草鞋かな(KAZUピー)
- 寒行の赤く染まりし草鞋かな(KAZUピー)
- 寒行の風を切らせよ網代笠(KAZUピー)
- 寒行や旧街道をホーホーと(KAZUピー)
- 寒行や墨染衣なびかせて(KAZUピー)
- 霜焼の足指七本托鉢す(かつたろー。)
- 寒行の一筆書きの順路かな(ぐりえぶらん)
- 一人座す霜降る寺に光差し(こんきりぷう)
- 雲水と「ほぉー」と仏寒修行(さなえ)
- 冬木立異郷の寺や工夫の碑(しのぶ)
- 戸口に立つ若雲水の淑気かな(じゃすみん)
- 十人の雲水はだし雪の声(じゃすみん)
- あかがねの 雪降る街の 座禅かな(しろう)
- しんと凪ぎ寒行の息静かなる(そまり)
- 寒行や足音滑る廊下かな(そまり)
- 寒行僧わらじの指の真白なる(そまり)
- 無になりて寒行の掌のやわらかき(そまり)
- 寒行や傘連なりて走りをり(たまのいわし)
- 君は誰 雪道歩く 網代笠(つじや)
- 行深み凍てる素足や石の段(ドイツばば)
- 山門を鈴の音丸し息白し(とりこ)
- 寒行の 歩幅やはらか 僧の列(ノアノア)
- 寒行の 道端で聴く 遊び声(ハイキングウォーキング委員長)
- 前向くも俯くもみな寒行へ(ひでやん)
- 坊さんの脚絆の白のぞろぞろと(ひでやん)
- 寒修行替えの草鞋を伴にして(ひよこ豆)
- 寒行や居並ぶカメラたぢろがず(ふふふ)
- 寒行や腰に結はふる替草鞋(ふふふ)
- 寒雀僧のわらじの音に立ち(まこ)
- 先頭も 語尾も同じく 苦道傘(みぞぐ)
- 寒行や 爪先ちぢめ 初志回顧(むらさき)
- 鐘氷る朝粛々と僧の列(めぐみの樹)
- 雲水の 鈴の音高し 息白し(ゆうき)
- 寒行僧の列は目深に網代笠(ゆすらご)
- 雲水のしづしづ来たる霜日和(亜桜みかり)
- 寒行や草鞋の足の揃いゆく(伊藤京子)
- 瀬を渡る僧の草鞋に薄氷(伊藤京子)
- 白線に立つ行列や除夜の鐘(伊藤京子)
- 寒行や工場前の砂埃(伊予吟会 宵嵐)
- 寒行や川の東に鐵工所(伊予吟会 宵嵐)
- 雲水の草鞋の跡へまた粉雪(越智空子)
- 寒行の鼻緒わづかに血の滲む(円堂 実花)
- 寒行の僧の並びて笠地蔵(遠藤玲奈)
- 寒行僧の背の高い人おとうさん(花紋)
- 寒風に唇さらし僧の列(海瀬安紀子)
- 鉄鉢へ米と銅貨と赤かぶら(樫の木)
- 座禅組むイチョウに心染まりゆく(喜加)
- 瑞応寺イチョウに染まる修行僧(喜加)
- 寒行や死と言うものの重さかな(亀山酔田)
- 寒行や自在に死ぬはおこがまし(亀山酔田)
- 寒行や人は自在に死ぬるべき(亀山酔田)
- 寒行僧余すこと無き経供養(亀山酔田)
- 修行寺チンドンジャンの音静か(亀田かつおぶし)
- 修行僧わらじの下に冬の音(亀田かつおぶし)
- 淑気満つ二千の経典回しけり(亀田かつおぶし)
- 冬晴れや宇宙寒行はやぶさ2(亀田かつおぶし)
- エツセンシヤルワーカーめきぬ寒行僧(久保田 聡)
- 寒行の一列黒し野の白し(久保田 聡)
- 火と水に逝きし御霊に雪の花(近江菫花)
- 経を読む寒行僧の一呼吸(近江菫花)
- 書初や退董の師の「破沙盆」を(近江菫花)
- 草鞋提げ草鞋二手に寒行僧(近江菫花)
- 大銀杏散り敷くままに禅の寺(近江菫花)
- 辻に立つ雲水若し息白し(近江菫花)
- 泥濘の路地の彼方に寒行僧(近江菫花)
- 浄財の後や大根よく切れる(古瀬まさあき)
- 大寒や雲水笠を硬く結ふ(古瀬まさあき)
- 揺さぶられ菊枯れきつて托鉢来(古瀬まさあき)
- 寒垢離の水耳垂るる座禅かな(戸部紅屑)
- 寒垢離の水耳垂るる朝餉かな(戸部紅屑)
- 雲水の体験ツアー大氷柱(高橋寅次)
- 蜩や石段下る僧の列(高橋寅次)
- 小寒の門に鈴の音小銭持つ(高橋平地草)
- 検索しつづけるハードディスク解夏(高原としなり)
- 雲水の声に手を止む寒稽古(沙那夏)
- 寒行に染みて生受く墨衣(山崎点眼)
- 寒行の読経ユニゾンビブラート(山羊座の千賀子)
- 剃り跡の青き雲水冬の虹(紗智)
- かはたれや寒行の掛子連なりぬ(山川腎茶)
- 雲水の絡子連ねて冬の雲(山川腎茶)
- 寒行の托鉢マスク読経なし(山川腎茶)
- 寒行の絡子連ねて薄闇へ(山川腎茶)
- 寒行の列托鉢の声低く(山川腎茶)
- 雲水の巡る軒先春隣(小鞠)
- 石段を降りし雲水冬桜(小鞠)
- 風花や衣を濡らす修業僧(小鞠)
- 寒行の声ちりぢりに暮れ泥む(小野睦)
- 寒行の空のはんぶん網代笠(常幸龍BCAD)
- 寒行の傘より覗く空はんぶん(常幸龍BCAD)
- 寒行の釈迦の頭蓋の重さかな(常幸龍BCAD)
- 寒行の錫杖を研ぐアスファルト(常幸龍BCAD)
- 寒行の草鞋で跨ぐ自動ドア(常幸龍BCAD)
- 寒行の草鞋を解きて足湯かな(常幸龍BCAD)
- 寒行の草鞋赤線跨ぎけり(常幸龍BCAD)
- 寒行の足先を研ぐ路面かな(常幸龍BCAD)
- 寒行の路面に足の指削がれ(常幸龍BCAD)
- 寒行や教会ホテルパン屋家(常幸龍BCAD)
- 寒行や路面に足の指削がれ(常幸龍BCAD)
- 赤線を跨ぐ寒行の草鞋(常幸龍BCAD)
- 托鉢や寒風に乗る観音行(常幸龍BCAD)
- 亡き父の頭鉢に受くる蜜柑かな(常幸龍BCAD)
- 寒行や日の出の前の瑞応寺(新開ちえ)
- 寒行の僧脇見せず街をゆく(新濃 健)
- 寒念仏唱へ合ふ声大きかり(新濃 健)
- 大寒や笠に草鞋の僧がゆく(新濃 健)
- 托鉢の寒行僧もディスタンス(神戸めぐみ)
- 寒行の硬貨令和と刻まれり(世良日守)
- 托鉢へお年玉から五百円(西原みどり)
- 寒行や鈴が列なし町をゆく(西村小市)
- 観音経の響く軒先息白し(西村小市)
- 雪催托鉢の声おおおおと(西村小市)
- 大寒や僧列いづる瑞応寺(西村小市)
- 鉄鉢を掲げる僧や息白し(西村小市)
- 般若心経境内に満つ冬の朝(西村小市)
- 寒行僧の声遠のきてから支度(青野 呆気)
- ほぉーおぉーと寒行僧や雨兆す(石塚彩楓)
- 寒行や草鞋の紐の固結び(川越のしょび)
- 瑞応寺立つ托鉢に雪の喜捨(川越羽流)
- 段下る数珠繋ぎなる網代笠(蒼求)
- 寒行の少年僧の眉りりし(村山恭子)
- 冬の朝 雲水行脚す 爪の先(大森めぐみ)
- 寒行や読経の僧の声太し(中島走吟)
- 寒行や薄き草鞋の修行僧(中島走吟)
- 「ほぉーほぉー」と托鉢の声凍空へ(中島容子)
- かじかむや戸口に受くる施財の偈(中島容子)
- 瑞応寺の雲水過ぎし空のうぶ(衷子)
- 寒行や青年僧は母思ふ(塚原涼一)
- 寒業の水しむ草鞋足裏まで(田中ようちゃん)
- 寒業や吾を鍛えんと修行僧(田中ようちゃん)
- 寒行僧名もなき花を避けにけり(藤 雪陽)
- 真綿ごと托鉢傘に六花(藤田ゆきまち)
- 雪催雲水の鈴路地透る(奈緒)
- 雪催路地透る雲水の鈴(奈緒)
- 托鉢の手暫し温む冬日向(奈緒)
- 寒行僧山の匂ひを纏ひけり(奈良香里)
- 只管打坐托鉢姿寒薔薇(巴里の猫)
- 只管打坐町行く影や寒薔薇(巴里の猫)
- 雲水に降りやまぬ雪赤き頬(巴里乃嬬)
- 雲水の傘に触るるや寒椿(巴里乃嬬)
- 石段を並びて僧や冬牡丹(巴里乃嬬)
- 托鉢の僧に寄り添ひシクラメン(巴里乃嬬)
- 寒ければ 春遠からじと 一歩(白妙)
- 寒ければ春遠からじと雪行脚(白妙)
- 寒行へ腰より予備の藁草鞋(八幡風花)
- 石段に 一列に湧く 寒行僧(美帆)
- 白雪や近づき離るる僧の声(姫川ひすい)
- 寒行の僧に出会ひてスマホ閉づ(浜 けい)
- 雲水の薄き草鞋よ雪催(武井日出子)
- 雲水の薄き草鞋よ冬の空(武井日出子)
- 雲水の墨染衣ささめ雪(武井日出子)
- 雲水の墨染衣雪しまく(武井日出子)
- 軒先の深き合掌寒念仏(武井日出子)
- 時の疫の闇の底より寒念仏(武井日出子)
- 足早に過ぐる一列寒念仏(武井日出子)
- 雲水の冬の裸足を見ないよう(片野瑞木)
- 坂下りる雲水の笠息白し(棒振り仙人)
- 寒行の声のひたすらシャッター街(牧ん山)
- 網代笠一列となり寒行僧(牧ん山)
- 寒行の草鞋の足の青さかな(堀 卓)
- 寒行や僧には僧の歩幅あり(堀 卓)
- 托鉢の寒行僧は顔見知り(堀隼人)
- 大卒の 托鉢僧の 踏む落葉(友健)
- 托鉢の僧の耳裏冬まとう(立葵)
- 雲水の網代笠にも六花(令和の子)
- 引き締まる石を踏みしめ寒念仏(凰華)
- 雲水さんの脚絆は白し息白し(柝の音)
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